|
ここのところ小難しい話題が続いたので、今回は久しぶりに身近な話題を取り上げてみたいと思います。第7回でデジカメ編をやって以降、してなかった「製品別使いやすさ評価のポイント」シリーズです。ちょうど昨日、寝室用のテレビを買い換えたので、今回はテレビ編にしてみたいと思います。
デジカメ同様、テレビもデジタルになって随分使い方が様変わりしています。「あと何年かすると今のテレビは映らなくなるらしい」、「薄型テレビっていいよね」位の感覚で電気屋さんへ行くとさぞかし驚かれることでしょう。今回は、そんなデジタル薄型テレビを使いやすさで選ぶための指標をご紹介したいと思います。
■多チャンネルの行き来がしやすいか?
デジタルテレビでは、従来の地上アナログ波に加え、地上デジタル、BSデジタル、CSデジタルと多くの放送波を受信することができます。地上アナログと地上デジタルは基本的に同じ番組が放送されているので置き換わるものと考えて良いですが、加えてBSデジタルが無料放送だけで8チャンネル(2007年6月現在)。つまり設置した時点で十数チャンネル、更に有料放送を契約すれば数十チャンネルもの放送が観られることになります。これらはとても従来の+、−ボタンで選びきれるものではありません。またチャンネル番号も3ケタになっており従来より覚えづらくなっています。
写真のリモコンはBSデジタルの各局用のダイレクトボタンが局名入りで配置されています。BSをよく観る人には便利ですね。
また、一定数のお気に入りチャンネルをすぐに呼び出せるように工夫している製品もあります。ザッピング(頻繁なチャンネル切替)よりも固定チャンネルを好む人はそういった機能を重視してみると良いでしょう。
■番組表の使い勝手
テレビのユーザーインターフェイス面で各社凌ぎを削っているのが電子番組表(EPG)です。文字通り画面に番組表を表示して、番組名や出演者情報などで番組を選べるようにしたものです。新聞のラテ欄(ラジオ、テレビの番組表)で番組を探し、そのチャンネルをテレビで選ぶ、という手間が省けて便利なものですが、初めてだと操作がわかりづらいのもここです。
番組表のレイアウトは一時は各社各様でしたが、最近はラテ欄形式(横軸がチャンネル、縦軸が時間)にほぼ統一されたようです。ただし表示の仕方はまだ様々で、一画面で何チャンネル分を見渡せるか、文字や色遣いによる見やすさの違いなどを比べてみると良いでしょう。ちなみに一画面での表示量は何段階かに切り替えられるので、最初に出てきた画面だけで判断しないことをオススメします。またカタログ写真ではわからないのが操作の反応の良し悪しです。一見綺麗で見やすい番組表でも、ページめくりが遅くてイライラしていては意味がありません。
また製品によっては、ジャンル(映画、ドラマ)やキーワードを指定して番組を検索できるものもあります。積極的に観たい番組を探したい人は重視してみるのも良いでしょう。
■一時入力端子の位置
ビデオカメラなどのような一時的につなぐだけの機器にはいわゆる“前面入力端子”が便利ですが、薄型テレビでは前面ではなく側面に配置することが多くなってきています。これが左右どちら側にあるかは、設置環境によってはかなり使い勝手に影響してくると思います。自宅で設置予定のスペースの左右に何があるかを思い描いてみると良いでしょう。
また、最近の製品ではHDMIという新しい規格の接続端子が備えられています。これは1つのコネクタをつなぐだけで、映像と音声を伝送することができ、従来の3本とか5本のコネクタを抜き差ししていたのに比べて、わかりやすく使い勝手も良いものです。将来は主流になっていくことでしょう。ビデオカメラなどでも装備したものが登場しているので、このHDMI端子も側面や前面の一時入力端子に含まれたものを選んでおくと、将来嬉しい場面があるかと思います。
テレビはデジカメやパソコンなどと比べても耐用年数が長い製品なので、目先の安さや画質だけで選ばず、先々まで後悔のないように使い勝手にも注目したいですよね。
|