環境経営のここが疑問!そこが知りたい!Q&A
数多く寄せられたご質問を抜粋し、お答えいたします。
回答:リコー社会環境本部
コメットサークルについて
使用済み製品の回収はどのように行っているのか?
回収やリサイクルのコストやエネルギーがたくさんかかるのではないでしょうか?
オフィス機器は、販売と回収が一体となったリース販売という形態が中心であるため、製品の販売時に使用済み製品の回収を行っております。
また、回収やリサイクルを効率的に行わなければ、コストやエネルギーがかえって増えてしまうというのは、ご質問のとおりです。
リコーグループでは、1990年代初頭より、機器の再生を前提として製品に リサイクル対応設計を施すとともに回収リサイクルネットワークの構築などに取り組み、さらに、それらの仕組みを継続的に改善しているため、環境負荷がより小さく、経済的にも成立するリサイクルが実現しています。
複写機を購入する際、私たち消費者は新製品とリサイクル製品のどちら選べば環境に良いのでしょうか?
機器製造時の環境負荷は、原材料である資源と製造に必要なエネルギーに大きく分けられます。資源の側面から考えれば、リサイクル製品の方が環境負荷は小さくなります。
また、製造時のエネルギーについては、機種により消費エネルギーが異なるため、一概には言えません。
また、使用時の環境負荷については、旧式の製品と比較して、新製品の省エネ性能が大幅に進んでいる場合は、使用時の電力の環境負荷が大幅に小さくなります。
このような場合は新製品に買い換えた方がトータルの環境負荷が小さくなるでしょう。
顧客が機器を頻繁に買い替えて、消費を繰り返さなければ、メーカーとしては経営的にやっていけないのでは?
石油や金属などの資源枯渇問題を踏まえると、これからの社会では資源の大量消費を伴うビジネスモデルは持続可能でないとリコーは考えています。
お客様のニーズの本質は、必ずしも新しい資源を消費することではありません。新製品でもリサイクル製品でも、あるいは、リユース部品を内蔵した製品であっても、お客様のニーズを満たす品質であればご納得いただけるはずです。
将来的には、お客様は機器を一度購入したら、その後、機器自体を買い替えることなく、中身のシステムや機能を買い替える(バージョンアップする)ことで、最新の機能がご利用いただけるスタイルが当たり前になるでしょう。
オフィス事業は、今、物を販売するという従来のビジネスモデルから脱却し、サービスを提供するビジネスへと転換していくべき時を迎えているとリコーは認識しています。
コメットサークルによるリサイクルの取り組みは、リコーだけでなく他のメーカーも一緒になって行った方が効率がよく、効果も大きくなるのでは?
リコーでは、使用済み製品を原材料に戻して再利用するのではなく、なるべく形を変えずに部品や製品として再使用することが経済的にも環境負荷的にも最もよいリサイクルであると考えていますので、製品を製造したメーカーが自ら製品を回収して行うリサイクルを推進しています。
一部の部品や地域については、オフィス事業数社による共同回収も行っており、一緒に進めるべき部分と個別に進めるべき部分を明確にしています。
長期環境ビジョンについて
2050年までに8分の1という高い目標が、本当に実現できる見通しはあるのですか?
見通しと計画は立てています。その一環として、2009年3月に、2050年までの長期ビジョンへの具体的な道のりを示す 中長期環境負荷削減目標を発表しました。これは、省エネ、省資源、汚染予防の3分野において、2020年と2050年の具体的な数値目標を示したもので、リコーグループが取り組むべき環境保全活動のターゲットを明確にし、活動をより強化、加速するためのものです。
今後は中長期目標達成のための実施施策を策定・公開していきます。
リコーグループの環境目標はどうして自社のCO2排出削減目標だけではないのですか?
皆様がお使いになる製品を設計・製造しているメーカーには、自社が排出しているCO2はもちろんのこと、その製品の原材料調達から使用、廃棄に至るまで、つまり製品のライフサイクル全体から生まれる環境負荷について責任があると考えています。
また、地球環境における目下の問題は、温暖化ガスの増加だけにとどまりません。省エネを推し進める一方で、使用する資源が増えたり、環境に影響を与える化学物質の使用が進み、かえって環境負荷が増えてしまっては意味がありません。そこでリコーグループでは、温暖化ガスだけでなく、使用資源、化学物質による環境影響をライフサイクル全体で把握し、3分野での削減目標を掲げているのです。
リコーグループの長期ビジョンには共感するが、地球環境のために今、自分自身が具体的に何をすればよいか教えてほしい。
私たちの社会が地球環境のために大きく踏み出す上で、重要な鍵を握るのは消費者の皆様の意識だと考えています。皆様が市場に出回る多くの商品の中から環境に良いものを選び、また、環境負荷を抑えた製品づくりに真摯に取り組む企業・ブランドを高く評価していくことが市場を変え、社会を変えることにつながると信じています。
リコーグループは、刻々と変化する社会の中で、常に皆様から選ばれる企業であるために環境経営を強化、加速していきます。
●リコーグループでは、環境経営についての皆様のご意見やご質問をお待ちしています。
http://www.ricoh.co.jp/ecology/contact/
